アップロードの際の注意事項

アップロードの際の注意事項

ファイルをアップロードする際には、作成に使ったファイルは全部残らずアップロードしてください。

一つでもファイルをアップし忘れると、そのWebページは正しく表示されません。HTMLファイル以外にも、画像ファイルであるgifやjpegファイル、flashなどの素材を使えば関係するファイルなど、そのWebページ作成に関わるすべてのファイルを、Webサーバにアップする必要があります。

例えば、アップロードのあとに、Webページを確認したら、画像部分が「×」となって表示されていた場合や、Flashが正しく動かない場合など、ファイル転送忘れが疑われます。

(特に素材屋さんが配布しているFlash素材はカスタマイズ用の「.txt」(テキスト文書)があるのですが、「テキストファイル」は、ホームページ作成に必要なファイルとは認識されず、自動的にアップロードしてくれるようなソフトで、転送対象ファイルから外れることがあるそうです。そういう場合は、手動で転送してください。)

そのほか、よくありがちなトラブルシューティングを載せておきます。

アップロードできない

 せっかく作ったページを、ホームページとして公開するには、「アップロード」という作業が必要ですが、どういうわけか、そのファイルをアップロードできないときが、ときたまあります。(^
^;) いろいろ原因が考えられるので、以下を参照ください。FTPクライアントソフト使用時を前提としています。

  1. 「2バイト文字」を使っていた。
  2. ホームページスペースの制限に引っかかっていた。
  3. ルーターが悪さをしている?(ADSL接続時)
  4. タイムスタンプが一緒だった

「2バイト文字」を使っていた

原因

 一番多いのがこれ。ファイル名は半角英数文字を使わないと、FTPクライアントソフト(アップロードするソフト)でファイルが認識できないことがあります。そのため、アップロードに失敗するんですね。くれぐれも、2バイト文字(漢字・ひらがな・カタカナ など)や空白は使用しないでくださいね!

処置

 ▼ ファイル名を変更しましょう

 半角英数で、ファイル名を付け直して、アップロードしましょう。

ホームページスペースの制限に引っかかっていた

原因 

 トラブル質問を受けているときに教えてもらったのですが、「こういうファイルはアップロード禁止」というのがあるみたいなんです。

 具体的には、RPGツクールのlzh(圧縮)ファイルだったんですけど、ホームページスペースの制限で送れないところもあるそうです。なので、なぜかアップできないときは、そういう制限に引っかかってるときもあるようなので、お気をつけください。

 また、FTPに対応していないスペースもあります。そこのスペースを借りていた場合は、絶対、FTP方式でアップロードできるはずがありません。(^
^;) セキュリティの関係でFTP未対応のスペースも多いので、借りるときには必ずチェックしてくださいね。

処置

 ▼ ホームページスペースの利用規定を確認する

 何が大丈夫で、何がダメなのか、一度、確認しましょう。それによっては、新たにホームページスペースを確保しなければならないかもしれない。

ルーターのセキュリティ機能が働いている

原因 

 モデムやルーターなどには、外部からの進入を防ぐため、セキュリティ(ファイアウォール)機能が搭載され、外部からの攻撃から私たちのパソコンを守ってくれています。でも、FTPのデータ転送は、サーバ側(つまり、外部)からアクセスがあるんので、このセキュリティ機能が働いてしまうと、うまく転送できないらしいです。

 通常、このようなモードを「PORTモード(ノーマル・モード/アクティブ・モード)」というそうで、これが標準になっているので、アップロードできないようです。

 FTPにはもともと二つのモードがあり、もう一つのモードが「PASVモード(パッシブ・モード/ファイアウォール(フレンドリ)モード/Proxyモード)」で、こちらのモードを使うことによって、アップロードが可能になります。

 なお、FTPクライアントが、どんなふうにFTPサーバーとやりとりするかは、そのソフト次第だと思います。もし、Internet Explorer
などのブラウザの設定を使用するようなソフトであれば、ブラウザの設定も問題になるかもしれません。それに付随して、バージョンも。(古いブラウザでは、「PASVモード」の対応が遅れているはずなので、最低でも、IE5.5以上じゃないとまずいかも (^
^;))

処置

 ▼ 「PASVモード」を使おう 

 お使いのFTPクライアントの設定を「PASV」モードに直してから、アップロードしてみましょう。もし、このようなモードがないようなら、そのFTPクライアントではアップロードできないかもしれません。稀に、このモード対応のFTPクライアントでも、まだ対応が不十分でうまく転送できないこともあるようです。そのような場合は、FTPクライアントを別なものに変える必要があります。

 私の経験からいくと、FTPクライアント側の設定以外にもブラウザ(Internet Explorer)の設定を変更したら、アップロードできるようになったこともあります。そういえば、ブラウザを使用してアップロードするときも、IEの設定を変えたあとで転送OKになったこともありました。(^
^;) たぶん、サーバーとのやりとりにブラウザ(IE)の設定を利用するような仕組みだったんでしょう。

  ただ、アップロードできるようにはなったんですが、一部のファイルは転送できなかったので、これをやるよりは、「PASVモード」に対応した、FTPクライアントソフトを新たに手に入れるほうが確実です。

■設定方法  IEの「ツール」→「インターネットオプション」→「詳細設定」を出し、”ブラウズ”の設定で、 下記の項目にチェック印を入れる(IE 6.0ではこうなる。Netscape
では試してないのでわかりません)

【項目】 FTP サイト用のフォルダ ビューを使用する/パッシブFTP(ファイヤーウォールおよびDSLモデム互換用)を使用する

参考記事>

タイムスタンプが一緒だった

原因 

 FTPクライアントソフトが、そのファイルの作成日時で新しいファイルかそうじゃないファイルかを区別して、自動的にアップロードをするかしないかを決める場合にありがちなうっかりミスです。間違いを直したはずのページが直ってないときは、これを疑ってください。

 私たちはアップロード手順を踏んでいるので正しくアップロードできたと思いがちですが、ちょっとした間違いを瞬時に直したために更新日時は変更されないままアップロードが実行されてしまい……結果、FTPクライアントソフトは前回アップロードしたファイルと同じものだと判断し、自動的にアップロード対象から外れてしまう……という構造です。

処置

 ▼ 一分待って、ファイルを保存

 作成日時が変わらないと「新しいファイル」だと認識してくれないんで、間違いを直したら一分待っファイルの保存を行いましょう。だいたい、画面右下(タスクトレイ:インジケーター領域)に、システム時間が表示されてると思うので、その時間を目安にすると便利です。

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