KPI(ケーピーアイ:key performance indicator)
「重要業績評価指標」とか、「重要業績達成指標」と訳されます。
経営計画などで定めた目標のプロセスがどんな感じかを計測する指標みたいなもので、業績を評価する一番重要な指標たちのこと。ということで、CSF(重要成功要因)を踏まえてKPIを決めます。……というか、KGIを設定→KGIを達せうするためのCSFを分析→そのCFSに直結した指標となりうるものをKPIとする、といった感じでしょうか。
目的が目的なので、定点計測するべき項目というか、着目点としては一般的に以下の4つの視点です。
- 財務の視点
- 顧客の視点
- 業務プロセスの視点
- 成長と学習の視点
ここでポイントとなるのが目標の「パフォーマンス」を定点観測するものだという認識です。ゴール(到達)じゃありません。そっちはKGIで計ります。あくまで、プロセスがどんな感じに動いているのか、順調なのかどうか、経過はどうなっているのか、その成功への道のりはどんなっているのかの「パフォーマンス」を計るものだそうです。
一般的に利用されるKGIとしては「売上高」「利益率」「成約件数」などがあるが、これに対して「引き合い案件数」「顧客訪問回数」「歩留まり率」「解約件数」などがKPIとなり、これを日次・週次など一定期間ごとに実績数値を計測し、プロセスの進ちょくを管理する。
引用元:KPI(key performance indicator) - @IT情報マネジメント用語事典
※KPIはバランス・スコアカードという経営戦略のツールの一部といえます。経営戦略を考えるとき、なくてはならない指標といえます。
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Web上でのKPI
PVなどの大雑把な指標は不適切だと思います。指標としても、経営戦略のパフォーマンスを計るには、もうちょっと具体的じゃないといけないと思います。特にどの項目というのは決まってないと思いますが、そのときの経営方針に沿って、きちんと経過を計れるものを選んでおく必要があります。
でないとせっかく定点計測しても、何かあったときにアクションが起こせません。
例としては、コンバージョン率、直帰率とか離脱率など、そういうのが適しているようです。
Webサイトの改善点などの指標にももちろんなります。事業戦略がないとなかなか機能しないWebサイト運営。Webを最大限活用するには、きちんとした企業戦略。そのパフォーマンスをきちんと日々計測し、チェック→アクション(改善)。目標とした結果になれるように、PDCAサイクルをくるくる回すのが肝要です。
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