ファシリテーション/ファシリテーター/ビジネス用語

ファシリテーション/ファシリテーター/ビジネス用語

ファシリテーション(facilitation)

元々の意味は、「促進する」「容易にする」「円滑にする」「スムーズに運ばせる」ということで、物事がうまくいくように舵取りするというか、みんなの力を引き出して、よりよい方法に進めていく裏方さんの能力です。私は個人的に今後のビジネス場面で、すごく重要なスキルになるんじゃないかと思っています。

ファシリテーションを担う人をファシリテーターfacilitator)と呼び、問題解決とか・アイデアを作り出すとか、教育や組織を作るとか……何かを作り出すのを促進するという感じでしょうか。わかりやすいのが「会議」の場面。ファシリテーターが進行する会議では、きちんと目的に沿った内容が討論され、きちんと結果を出せるようになる。会議の議題が逸れたときや、個人攻撃のように雰囲気が険悪になったり、意味のない話しあいになりかけたときに、舵取りを発揮して、建設的な方向に持っていける。それは、すごいスキルだと思うんです。

とくに現在のように、仕事の内容がかわってきているときは重要だと思います。従来の「俺が引っ張っていくぜ」型のリーダーでは、なかなか部下もついていかないというか……縦型社会は崩れてきてるし、年功序列なんてないご時勢。転職は当たり前で、考えもスキルもバラバラな人材を組織がまとめるには、「みんなの力を引き出す」型のリーダーが要請されているんじゃないでしょうか。

ファシリテーションの4つのスキル

  1. 場のデザイン
    目的を考えて必要な人を集める。話の進め方はどうで、席はどう座る?
    一番目的を達成できる「場」の設定。みんなのパワーを引き出す「場」をつくりあげる。

  2. 人のデザイン
    その人の能力を最大限に引き出すコミュニケーション。
    チームの団結、目的の達成のために、みんなのパワーを力に変える。

  3. 構造デザイン
    議論のまとめ。全体像を整理して、論点を絞り込む。
    みんなのパワーを形に変える。

  4. 決定デザイン
    最終的な意思決定。意見をまとめて、クロージング。
    みんなが納得して、頑張ろうって思える形で終わらせる。みんなのパワーが、次につながる。

……ということなんじゃないかと、私自身は思っていますが、如何でしょうか。^^

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