カスタマプロファイリング(customer profiling)
プロファイリングとは、もともとFBIの心理捜査官が犯人像を推定するのに使っていた手法で、よく刑事ドラマとかでも出てきますよね。声の特徴とか話し方とか、生い立ちなんかも含め、彼(彼女)は、こういうタイプですよっと、姿が見えない犯人を心理的に分析して、行動パターンを読むって感じです。
そんなプロファイリング手法を企業のマーケティングに応用したのが「カスタマプロファイリング」と呼ばれるもので、顧客となるユーザの購買履歴などを心理的な面から分析して、どんな行動をするかを予測。プロファイリングした彼(彼女)らに、実際に商品を買ってもらうために、一番効果的な販促活動を企画するって感じ。
極めて人物像に基づいたマーケティング手法といえます。
分析手法として
ターゲットセグメンテーション分析、ライフスタイル分析の延長にあるものといえ、より具体的に落とし込んだ分析になります。
プロファイリング項目
- 属性:その人を形作る基礎項目
Ex,年齢・性別・年収・家族構成・職業・学歴など
その人がその人たる所以の基礎の生い立ち - ライフスタイル:消費傾向
Ex,趣味、嗜好品、購買購読の特性、好きな雑誌など
具体例
- × F1層(20~34歳の女性)
- × 首都圏に住む、流行に敏感な女性
- ○ 24歳女性。都内の高校を卒業後に就職。
長女なので、そうそうに働きにだされ、弟が大学に入って、ちょっと不満げ。
私ももうちょっと学生やっていたかったなっという思いがある。
建設業の中堅会社で、一般事務職を続ける。
残業がないのでアフター5は充実。
もともとメイクに興味があるので、メイクやヘアスタイルの流行には、かなり敏感。
……のような感じじゃないかと私は思って、Webマーケティングにもこの手法を取り入れている今日この頃。相手が具体的なので、この人が興味をひくキャンペーンはどんなものだろう……と、いろいろアイデアは出やすいかな。