絶対参照と相対参照

[記事公開日]2013/08/31
[最終更新日]2013/09/20

絶対参照と相対参照

数式(関数)のコピーの注意事項

 一つ数式を入力したら、オートフィル機能を使ってコピーして、他のセルにも数式を入力するのが一般的です。この場合、各セル内容にあった数式が自動的に入力されるんですが、ここで自動的にセル内容が変わるのは、「相対参照」しているセルのみです。数式や関数によっては、計算に使いたいセルを固定したいときがあります。そういうときは、コピー元となる、元ネタ数式(関数)を入力するときに、絶対参照か相対参照かを、正しく指定しておいてください。

絶対参照と相対参照

 セルの位置を指定する方法には、二種類(より正確にいえば複合参照もあるので、パターン的には四つ)あります。とにかく、セルを指定するのに「$」を使う場合は、絶対(複合)参照だということだけ、きっちり覚えておきましょう。

$マーク(絶対・複合参照)にする方法

  1. 計算式が入力されたセルをアクティブセルにする(マウスや「Enter」キーで指定)
  2. 数式バーに計算式が表示されたら、絶対・複合参照にしたいセルのところにマウスをもっていく
  3. 「F4」キーを押して、相対参照から、絶対・複合参照指定に変更

 例えば「A1」を替えたい場合、「F4」を押すと、「$A$1」(絶対参照)→「A$1(複合参照:行固定)」→「$A1(複合参照:列固定)」→「A1」(相対参照)と、「F4」を押すごとに順次かわっていきます。

 ※慣れてきたら、「Shift」+「4」で、「$」マークをダイレクトに計算式に入力したほうが早いかも。

四種類の使い道

 表計算ソフトを使う場合、一箇所計算式を入力したら、あとは「オートフィル機能」などを使い、計算式をコピーして使うことが多いです。そのときに、セル内の計算式が、どのようにコピーされるかの違いが=この四種類の違いになります。 

絶対参照

 Ex,「$A$1」

 数式の中で、セルの位置(行・列)を固定して、参照するセルの位置を変化させない特殊な指定方法です。計算式をコピーしても、セルの位置はかわりません。

 比率を計算するときなどは、すべての計算は総合計で割らないといけないし、そういう感じで、一つの固定した値を基準に計算しなければいけないときに使います。あとは、変数扱いで計算式を作るとき。ころころ代わる(であろう)消費税率などを一箇所指定するセルを作っておいて、そのセルを参照させて計算させるときとか、私は使うかな。変数扱いにすると、基準の値が変わったときに対応しやすいから。

複合参照

 Ex,「A$1」(行固定) 「$A1」(列固定)

 数式の中で、行なら行、列なら列だけ固定して、あとは相対的に位置を変化させる、特殊な指定方法です。「$」が直前についたところが固定されます。つまり、「A$1」なら数字部分なので行が固定され、列は相対的に位置が変わります。同じく「$A1」ならアルファベット部分なので列が固定され、行は相対的に位置が変わるわけです。

 RANK関数みたいに、基準になる範囲が固定すべきときは、複合参照使いますね、私。絶対参照でもいいんだけど、連続した表以外でも同じ計算式を使う場合を想定すると、複合参照のほうが柔軟性ありますから。

相対参照

 Ex,「A1」

 数式が入力されているセルを基点にして、セルの位置を指定します。普段はこれが使い勝手がいいし、用途的に相対的に位置を指定できないと、計算式のコピーなんてできません。 



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