機能
列方向で検索して、値を取り出せます。配列からの値を検索して返します。
行方向・列方向に検索して値を取り出す関数は、実は三種類あります。
書式
- VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)
注意事項
検索方法は省略可能。設定する際は、「TRUE」もしくは「FALSE」で指定。
- FALSE:検索値と完全に一致する値のみを検索
- TRUE:検索値と一致する値がない場合は、一番近い値を検索
指定方法(具体的な使用例)
同シート内および別シートにあるデータも検索して値を返すことが可能です。今回は、このような表を別シートで用意しました。この値を呼び出すには、次のような式を入力すればOK!
A20に入っている数式は、「=VLOOKUP(A20,コード登録!$A$5:$E$15,2)」です。これを解説すると、
- VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法) が書式なので、
- 検索値:A20
検索したいキーとなるもの - 範囲:コード登録!$A$5:$E$15
取り出したいキーが含まれる表全体
(項目部分は範囲指定してもしなくても大丈夫みたい)
一番左端のものが自動的にキーに判別されるので注意
(一番左の列の値が、比較される) - 列番号:2
左から数えrて何列目かを指定。
この場合なら「2」なら商品名が、「3」なら単価を取り出すことができる - 検索方法:省略可能みたい
VLOOKUP関数を使って、商品コードを入力すると、自動的に商品名と単価が表示されるように数式を設定しました。こうすることによって、打ち間違いなどを防止できますし、変わらない値(商品コード)をキーに、変動する値(商品名や単価などの詳細情報)を一か所のシートで管理できるようになります。
使い分け
- VLOOKUP:比較するデータがテーブルの左列にある場合は、VLOOKUPを使用してください
呼び出し方(メニュー)
Excel2007 [数式]タブ→関数ライブラリグループ[検索/行列]→[VLOOKUP]
Excel2003:[fx:関数の挿入]→関数の分類[検索/行列]→[VLOOKUP]