機能
数値を文字列に変換し、書式を設定して表示することやデータ自体を変更することも可能です。使う場面としては、数字のデータ(コードや日付、時間など)を、文字列として扱いたいときによく利用します。
例えば、7桁のコード「0001234」というものを入力したとしましょう。通常、テンキーなどを利用し、普通に数字を入力すると、自動的に数値として扱われます。つまり、最初に入力した000は無視され、データ自体は数字として扱われるため「1234」としか入力できませんし、そのようにしか表示されません。でも、コードとして書式を揃える必要がある場合は、先頭の0を省略するわけにはいきません。
このように、数値ではなく文字列して数字を利用したいときに利用します。文字列との結合などを行う場合も、数値のままだと結果がおかしくなるので、TEXT関数で文字列化して使います。
また、数値データのままで表示だけ「0001234」に変えたいなら、[セルの書式設定]を利用することもできます。でもこれはあくまでA1セルには「1234」という数字データが格納されています。数値を計算で使いたい場合は、こちらの[セルの書式設定]を利用する方法を使ってください。TEXT関数で文字列化したデータは、計算に利用することはできません。
書式
A | B | C | D | |
1 | 1234 | 0001234 | ← B1にTEXT関数 | |
2 | =TEXT(A1,"!0000000") |
=TEXT(値,表示形式)
指定方法
=TEXT(A1,"!0000000") のように、値を指定したあと、
,(カンマ)に続けて表示したい書式を設定すると、
数値を文字列化することが可能です。
この場合だと、B1セルにTEXT関数を埋め込み、
「0001234」という結果を得ることができました。
※数値データを文字列化し、その文字列化したデータを再利用したい場合は、「値」のコピーをしてください。上記の例だと、B1をコピーし、B3に張り付けるときに、「値のコピー」をすれば、「00001234」という文字列データを新たに作ることが可能です。
呼び出し方(メニュー)
Excel2007:[数式]タブ→関数ライブラリグループ[文字列操作]→[TEXT]