機能
四捨五入で計算するときの関数です。小数点の切り捨て以外にも、千円未満切り捨てなど、任意の桁数での四捨五入処理が可能です。
なお、四捨五入機能は、いくつか関数があります。整数化を行うかどうかが、ROUNDDOWNとの大きな違いです。
- 切捨て:INT(数値(計算式))
- 切捨て:TRUNC(数値(計算式))
書式
A | B | C | D | |
1 | 100 | 3 | 33.333 | ← 四捨五入なし |
2 | 100 | 3 | 33 | ← =ROUNDDOWN(A2/B2,0) |
3 | 100 | 3 | 33.3 | ← =ROUNDDOWN(A2/B2,1) |
4 | 105963 | 105963 | ← 四捨五入なし | |
5 | 105963 | 105000 | ← =ROUNDDOWN(A5,-3) | |
6 | 105963 | 105900 | ← =ROUND(A5,-2) |
=ROUNDDOWN(数値(計算式),桁数)
指定方法
=ROUNDDOWN(A2/B2,0) のように、計算式を入れて、「,」を打ち、
桁数を指定が基本。
桁数は0(小数点以下四捨五入)、1(小数点第二位で四捨五入)
という具合に、桁数を数値で指定します。
千円未満切り捨てのような指定では、-(マイナス)をつけて
桁数を指定します。1000円なら「-3」で、0の桁数をマイナス化
するイメージです。
普段使うときは、(計算式),桁数で用いることが多いですが、
例えば、C列の計算式は普通に「A2/B2」として、33.333を
表示させ、=ROUNDDOWN(D2,0) と、D列に四捨五入結果を
表示させるといった使い方もあります。
呼び出し方(メニュー)
Excel2007:[数式]タブ→関数ライブラリグループ[数学/三角]→[ROUNDDOWN]
Excel2003:[fx:関数の挿入]→関数の分類[数学/三角]→関数名[ROUNDDOWN]